イースター島 お祭りに参加して
どうしてこんなにキラキラして見えるんだろう?
イースター島では、年に一度二週間程の長いお祭りがある。
演者や挑戦者は、もちろん島の住民たちだ。
二つのチームに分かれて、歌や踊り、伝統芸能、スポーツを競い合う。
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例えば、一番人気は伝統的なダンス。ちなみにこれは子供(14歳くらいまで)若者(28歳くらいまで)大人(それ以上)の年代に分かれて3部有り。お祭りの間、何度か見ることができる。
ハカペイと呼ばれる、丘をバナナの木で猛スピードで競うレースも迫力満点。
イースター島は昔から鳥人伝説という海のレースも行っていたようで、
隔離された狭い島だからこそ、勝負事で島全体が盛り上がる娯楽が特に求められていたのではないだろうか。
昼間の競技と夜のステージに分かれているのだが、驚くべきは夜の部の時間設定。
日没が大体21時頃と遅いこともあり、大抵22時くらいから毎日日付を越えた2時くらいまで平気でどんちゃん騒いでいる。
毎夜繰り広げられるイベントと昼間の競技、加えて定番のモアイ像観光と
この時期の観光客は、イースター島の盛りだくさんの魅力に圧倒され、その忙しさに踊ろかされるだろう。
私は1週間この島に滞在した。
初日、子供達のダンスを鑑賞することが出来た。
ポリネシアンダンスの激しさとリズミカルな様子、幼い子たち(とはいえ最長年齢の子達の体つきは大人顔負け)の可愛らしさに、笑顔になった。
偶然、最終日も子供達のダンスが開催された日だった。
結論、初日に見たときより感動した。
理由は1週間この土地にいたからだと思った。
人口4000人ほどの小さな村。
ヒッチハイクで乗せてもらった時、荷台で片言で会話をした少年。
人気のビーチの隅、高台で飛び込みをしていた子供たち。
ダンスショーを生業とする方々ではなく、普通の村の子供達。
その子達がここまでの真剣に、楽しそうに、堂々と、
なにより、とっても自信をもって自分たちの文化を披露する姿はとても見ていて気持ち良かった。
子供だからというわけではなく、島民が自主的に参加するという意味で、ダンスのクオリティはやはりプロと比べれば劣っていると思う。
でも、それがとても良いと思った。
普通に生活している人達が、同じ島民はもちろん世界各国の観光客に誇りを持って披露する姿に感動した。
ダンスだけでなく、他のプログラムでもそれを感じた。
ハカペイは、命に関わる危険な競技。
参加の前に、挑戦者はたちは輪になって儀式を行う。
高ぶる気持ちを落ち着けているように見えた。
そういう姿を私を含めた外国人たちがこぞって写真を撮る。
邪魔だと怒られたりもする。全く気にせず、自分たちの儀式に集中する人たちもいる。
お祭りの当事者たちは、私たち観光客を喜ばせようとか、盛り上げようとか思っておらず
本当に真剣にハカペイを成功させ、イースター島の男として名を上げようとしている。
自分たちの文化、価値観を大切にしていると思った。
私が今まで観光によった文化のショーなんかばかりを見ていたからかもしれないけど
イースター島の一連のお祭りはそういった意味で衝撃だった。
それがきっとお祭りから感じたキラキラの理由だと思う。
観光は、「見せ方」が大切だと思う。
でも、観光客は欲張りでそこに住む人たちの「そのものの姿」を見たいとも願う。
イースター島のお祭りも「そのもの」が垣間見れて感動したと言っても、現地に長く住む日本人の方曰く、
観光客を意識したものに変化しつつあるとのこと。
今後イースター島のお祭りがどうあるべきだとか、日本の文化をこういう風に見せるべきだとかそこまで大きな話をするつもりはない。
ただ、自分とは違う文化を見るときに、ただ一方的に見るのではなく
その文化の背景やその文化で生きる人々の生活をしればしるほど
「おもしろい」「素敵」と心がときめくのだと知った。
なかなか長期滞在型の旅行は今の予定では難しいけれど、
そういう旅の仕方を模索していきたいな。
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